図書館スタッフは冥府の役人?現世の未練を解決します
どうも、ゆんかです。
今回感想、紹介するのは、仲町 六絵さん著作のからくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~ (メディアワークス文庫)という作品です。
良かった。良かった!
最初は世界観や設定が上手く掴めずに、ん?ん?ああ、なるほ、ど?
みたいな少し疑問を残しながら読み進めていったのですが、読んで行くうちに篁と時子様の関係性や過去が分かって来たのでとても面白く感じました。
二人とも冥府の役人で上司と部下の関係にあり、現世でネットカフェみたいな時間制の図書館を経営しています。
その中で、道なしと言われる善行をつんで天国に行けるんだけど未練や理由があって現世に留まっている幽霊を送り出すというお話です。
なので、一話完結でとても読みやすいと思います。
毎回、図書館に来るお客に道なしが憑いており、その未練を解決するという話なのですが、幽霊に憑かれて迷惑だと思いそうなのに何とかしてあげたいという考えになる良い人ばかりだなぁと少しほんかわしました。
個人的には最後の4話で登場する実家の寺を継ぐために建築科に行きたい夢を諦めていた学生がいて、お坊さんにならずに建築家になる夢を追いかけるのかな?でもそれだと両親との間に溝が出来てしまうよなぁ。とどきどきしていたのですが、納得のいく終わり方だったので良かったぁぁ!とほっとしてます。
シリーズものみたいなので続きを読んでみたいなぁと思っています。今後の二人の関係性がどうなっていくのかや巻数が進んでいく内に新しい登場人物も増えるでしょうからそのあたりも楽しみです。想像で先のことを考えてますw
ぜひぜひ、読んでみてくださいね。
(あらすじちょろっと読んで買ったので表紙の女の子が篁さんなのかと思ってたら篁さんは左の男性で違ったことを一応明記しておきます。w)