正義感からセクハラ親父を殴ったらベテラン作家の担当に!?
どうも、ゆんかです。
今回紹介するのは、峰守ひろかずさん著作の六道先生の原稿は順調に遅れています (富士見L文庫)です。
(六道先生の原稿は順調に遅れています)
中堅出版社に勤める文芸編集者の滝川詠見は、なかなか原稿が上がらないことに定評のあるベテラン作家・六道〓(そう)馬の担当をすることに。さっそく詠見は六道のもとへ挨拶(と催促)に向かうのだが、初老だと思っていた先生はなんと憂いを帯びた見目麗しい男子で、しかも街に潜む怪奇を喰って創作をする妖怪だと知ってしまう。出合い頭こそ驚く詠見だが、妖怪だろうと相手は作家。原稿をもらうため、取材代わりの怪奇事件に首を突っ込むことになり…?編集女子と妖怪作家のコンビが綴る、不思議×出版お仕事物語!(内容紹介より)
編集者として働く女性と作家の六道先生のお話です。
恋愛要素が多い作品かなー?と思っていたのですが、あまり恋愛要素はないです。
表紙からほんわかした恋愛の話かなと思っていたので少し残念。
六道先生は穏やかで優しいのですが、実は……?と秘密があり、編集者の主人公は正義感が強く本が好きな働きものです。
出版業界で働く人達が登場人物として出てくるのですが、本ってこういう風に色々な人が関わってできているのだと思うと感慨深いものがありました。
ほのぼのとした作品なのですが、現代社会の闇が散りばめられていたり社会人として大変な部分が描かれているため、共感できる点もありました。
とりあえず、セクハラ親父とブラック企業の社長はほんとクズでした!