かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

ハッピーエンド!にやにやが止まらない!二人の絆が深まる「宝石商リチャード氏の謎鑑定4 導きのラピスラズリ」

 どうも、ゆんかです。

 

今回感想含めた紹介をするのは、以前にも紹介した辻村七子さん著作の宝石商シリーズの第4巻となる導きのラピスラズリです。

(宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ

 

 

 

 銀座の店「エトランジェ」を閉め、正義の前から姿を消してしまったリチャード。新たな店主として現れたリチャードの師匠、シャウルから情報を得た正義はイギリスへと向かう。リチャードの失踪の原因となった何かがある国へ。旅の途上、リチャードの親族と名乗る男ジェフリーが正義に近づいてきて?美しき宝石商を苦しめる過去の因縁と、「正義の味方」の決断は!?(BOOKデータベースより)

 

 

これは、3巻を読んだ人はすぐに今回の4巻を読むべきですよ。

 

 

かくいう私もすぐに4巻を読みましたw

 

 

3巻はほんとにシリアスというか、リチャードが実家に帰ってしまうのですが、なぜ彼は正義に何も言わずに帰ったのか?

 

 

二人はお互いのことをどう思っているのか?

 

 

様々な疑問を投げかける3巻の答えが今回に全てあります!

 

 

リチャードの実家の問題は根深く、本人や家族ではどうにもできない。それどころか、家族との関係が悪くなってしまうような問題でした。

 

 

ですが、正義とリチャードがその問題を解決、というよりかは解明したおかげですべてが万々歳!ハッピーエンド!となりました。

 

 

3巻では二人の楽しい会話があまりなかったのですが、今回はもう!あまい!読みながらにやにやする会話や言葉がいくつもありました!

 

 

今回もご紹介させてください!一部要約や抜粋あり!

 

 

◯リチャードの師匠であるシャウルさんと正義の会話
シャウトル「あなたのやりたいことは?リチャードに会ってどうするのです?」
正義「最初は、俺はめちゃくちゃ怒ってるぞ ですかね」
シャウル「若さですね。恋というには深く、友情と呼ぶには激しい」笑いながら
正義「じゃあもう愛でいいです。俺はあいつを愛しているので」

 


◯風邪を引いて熱に魘されながらも再会したリチャードへ想いをぶつける正義
正義「お前のことが好きなんだ。びっくりするぐらい好きだった。お前の傍にいるのが好きだった……いつの間にかそれが俺の普通になってて……」

 

 

◯リチャードは宝石を、正義は祖母の形見の指輪をお互い交換する
リチャード「どうしました」
正義「や、何だかくすぐったくてさ。指輪の交換みたいだなって」
凍る空気。
〜〜〜〜〜会話があり。
リチャード「口を、閉じろ」
正義「はい」
リチャードの手が正義の右頬に触れる。
正義の心情。
さっき触れたのは、手ではなかった。けど、手ということにしておきたい。心臓が壊れてしまう。

 

 

ってことは!!手じゃなくて……挨拶!おやすみの挨拶なのかもしれないけど!最高ですね。

 

 

◯英会話を習おうとする正義にリチャードが電話で教えることになったシーン
正義「お前と電話できるってだけで奇跡みたいに嬉しい。嬉しすぎてスマホが手放せなくなりそうだよ」
リチャード「……上には上がいる、上には上がいる、上には上がいる……」
正義「何の呪文だよ?」
リチャード「別に」

 

 

◯リチャード不在の間、期間限定のスイーツを買っておいた正義に感謝するリチャード
リチャード「あなたには、何と言えばよいのか……」
正義「何を今更!あれだな、内情の功」
リチャード「今のイディアムの意味を、あなたは本当に理解していますか?」
正義「え?親しい人間のナイスアシスト……だろ?」
リチャード「愚か者。国語辞典を熟読しろ」

 


一部文章を削った部分もあるので気になった方ぜひ、ぜひ!本を読んでこの萌えを一緒に堪能して欲しいです!

 

 

普通に会話していたのに、急にぶっこむ正義と照れと怒りが混ざったような、でも嬉しい。そう見えるリチャードの言葉や、普段は敬語なのに急にタメ口で注意するのが面白くて仕方ありませんw

 

 

一応、二人とも友人。ということなんだろうけど、傍目から見てるとそうは見えないですよね。

 

 

でも、理解はあるしほどほどのは好きなのですが、ザBLという感じの作品は得意ではないので、このどっちなんだろう?と曖昧な感じがとても好きです。

 

 

どっちにでも解釈できますよね笑