かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

母に虐待され、最愛の父を亡くした少女の前に現れた許嫁『水無月家の許嫁』

見てー!この美麗イラスト! 思わず購入してました。

 

 

【高校一年生の水無月六花は、最愛の父が死の間際に残したひと言によって生きる理由を見失う。 だが十六歳の誕生日、本家当主と名乗る青年が現れ、“許嫁”の六花を迎えに来たと告げた。 「僕はこんな血の因縁でがんじがらめの婚姻であっても、恋はできると思っています」。 彼の言葉に六花はかすかな希望を見出すーー。 天女の末裔・水無月家。特殊な一族の宿命を背負い、二人は本当の恋を始める。】  Amazon作品紹介より

水無月家の許嫁 十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。』

著作:友麻碧 様

 

作者の友麻碧さんの『かくりよの宿飯』や『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』は知っていたのですが、今回もめちゃくちゃ面白いし登場人物たちも魅力的でした。

 

 

ヒロインの女の子は健気でかわいいし、許嫁の少年は和装が大変似合う泣きぼくろの美少年!

 

 

これだけで、ご飯いっぱい食べれそう!好き!

 

 

一言で言うと、和風ファンタジー妖怪モノって感じです。

 

 

そんな世界観に本家や分家やらの陰湿なお家騒動が絡んできます。

 

父子家庭で育った六花ちゃんは父を亡くし、16歳の誕生日の日に四十九日の法要を行っていました。

 

ボーっと、これからどうすれば良いんだろうと佇んでいた所に、眉目秀麗な少年が現れて許嫁として本家にきて欲しいと告げます。

 

行く宛てもなく、命を助けてもらったことから許嫁になることを受け入れた六花ちゃん。

 

最初はぎこちない関係の二人ですが、政略結婚ながらもお互いを尊重して支え合う二人が健気でかわゆいです。

 

シリーズものになるため、ここから様々な分家が絡んできたり、匂わせている闇が明らかになっていきそうです。

 

ただ、二人が優しい性格なのと、少年の家族が温かいためきっとうまくいくんだろうという謎の期待感はあります。

 

妖や、天女物語など和風ファンタジーが好きな方やファンタジーが絡んだ恋愛ものが読みたい方にぜひおすすめしたい作品です

 

→分冊版ですが、Kindleでコミックも出ています!

 

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