かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

少子高齢化問題。では、実際に何が起きるか知っていますか?「未来の年表2」

どうも、ゆんかです。

今回紹介するのは、 河合 雅司さん著作の未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること です。

(未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること )

 

 

 

本書は、『未来の年表』の続編である。ベストセラーの続編というのは大抵、前著の余勢を駆った「二匹目のどじょう狙い」である。しかし、本書は決して二番煎じをしようというものではない。「人口減少カレンダー」だけでは、少子高齢化という巨大なモンスターの全貌をとらえるには限界があった。だから今回は、全く違うアプローチで迫る。

今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。

前著『未来の年表』が年代順というタテ軸を用いて俯瞰したのに対し、本書は起きる出来事を「ヨコ軸」、すなわち面としての広がりをもって眺める。

少子高齢化や人口減少で起きることを、家庭、職場、地域社会といったトピックスに分けてカタログ化すれば、さまざまなシーンを「あなた自身の問題」として具体的に置き換えることができる。そしてそれは、10年後、20年後の日本でうまく立ち回っていくための指針となる。

<目次抜粋>
人口減少カタログ/庄子家の一日に起きたこと

第1部 人口減少カタログ
序 国民の5人に1人が、古希を超えている
◎伴侶に先立たれると、自宅が凶器と化す
◎亡くなる人が増えると、スズメバチに襲われる
◎東京や大阪の繁華街に、「幽霊屋敷」が出現する
◎高級タワマンが、「天空の老人ホーム」に変わる
◎80代が街を闊歩し、窓口・売り場は大混乱する
◎老後資金が貯まらず、「貧乏定年」が増大
◎オフィスが高年齢化し、若手の労働意欲が下がる
◎親が亡くなると、地方銀行がなくなる
◎若者が減ると、民主主義が崩壊する
◎ネット通販が普及し、商品が届かなくなる
オールド・ボーイズ・ネットワークが、定年女子を「再就職難民」にする ほか

第2部 今からあなたにできること
序 「戦略的に縮む」ほど、ポジティブな考えはない
1人で2つ以上の仕事をこなす/家の中をコンパクト化する/年金受給開始年齢を繰り下げ、起業する ほか(内容紹介より)

 

 

面白いかというと、あんまり面白い!とはならなかったです。

 


ですが、こういった問題提起自体は素晴らしいものだと思います。

 


実際問題、こういった問題があっても対策といえるものはないのが現状です。

 


子供を持つ親に支援金など昔に比べて金銭面での援助は多少あると思いますが、若者の低所得であったり、根本的な解決というのはされていません。

 

 

一人一人が少子化が起こることで問題について考えるという点についていえば良い本だと思います。

 

 

ですが、私も若者の一人として問題だけ分かっても結局、解決策を見つけるのは政治家であるため、なんだかなー。と思う気持ちになりました。

 

 

本の中であった、テレワークの普及や副業を積極的に行うのには大賛成です。

 

 

ですが、凝り固まった保守的な日本ではなかなか難しいと思いました。

 

少子高齢問題や社会について興味がある人はぜひ読んでみてください。