かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

3年1組の教室でおこる女のバトル。勝者はだれ?「女王はかえらない」

どうも、ゆんかです。

今回紹介するのは、降田天さん著作の女王はかえらないです。

(女王はかえらない)

 

 

小学三年生のぼくのクラスでは、マキが女王として君臨し、スクール・カーストの頂点に立っていた。しかし、東京からやってきた美しい転校生・エリカの出現で、教室内のパワーバランスは崩れ、クラスメイトたちを巻き込んだ激しい権力闘争が始まった。そして夏祭りの日、ぼくたちにとって忘れられないような事件が起こる―。伏線が張りめぐらされた、少女たちの残酷で切ない学園ミステリー。(bookデータベースより)

 

騙された。また騙されたよ。

 

 

ミステリーって当たり前かもしれないけど、どんでん返しが上手いね。最初、意味が分からなすぎて混乱してしまった……。

 

 

主人公の僕。幼馴染のメグ。クラスのヒエラルキーの頂点に君臨するマキ。転校生のエリカ。クラスの問題を見て見ぬ振りする教師。なぜかそんな教師に懐くコージー。クラスの人気者のテツ。


などなど様々な登場人物が出てきます。

 

 

しかも、あだ名が多いため基本的に登場人物の名前が覚えられない私でもたくさんの名前を上げることができるくらい個性的というかそれぞれこの物語に無くてはならない存在です。

 

 

この作品は、三部構成となっており、メインとなるのは一部の主人公である僕視点です。

 

 

誰もが、経験したであろう学校という小さな社会で起こるヒエラルキー

 

 

それが、この作品の肝になっており、頂点に君臨するマキと転校生のエリカによる戦いはとても熱く、ハラハラしっぱなしでした。

 

 

この戦いはいつまで続くのだろう。

 

エリカの勝利によって終わるのか、それともマキ?と読み進めていくと驚くべき展開が待っています。

 

 

そして、最後の第3部で語られる真実。

 

 

最初は意味が分からなかったですが、最後まで読むと納得することができました。

 

 

読み終わったあとに、タイトルの意味についても考えるとなるほど。

 

 

よく考えられたタイトルだな、と感心しました。

 

 

ミステリーが好きな人、昼ドラなどドロドロとした話が好きな人などは特に楽しむことができると思います。

 

 

ぜひ読んでみてください。

 

※アマゾンでは、現在定価で売られていないみたいですが、私は書店で定価で買うことができました。なので、もし、買おうと思ったときにアマゾンになければ書店でお求め、もしくはキンドルで購入をおすすめします。