ペリーヌ物語の原作小説「家なき娘」はやっぱり名作でした。
どうも、ゆんかです。 今回、感想含めた紹介をするのは、海外作品です。エクトール マロさん著作の家なき娘です。上下巻の2冊となっています。似たようなタイトルで家なき子という作品もあるのですが、今回紹介しているのは家なき娘の方なのでもし購入される方は間違いのないようにお願いします。(家なき娘)
フランス人を父に、インド人を母に持つ少女ペリーヌ。インドからやっとの思いで、フランスにたどりついたとき、すでに父は亡く、母もパリで力尽きてしまう。一人ぼっちになったペリーヌは、父の話をたよりに、母の教えを胸に、父の故郷マロクールにむかう。はたして、祖父はペリーヌをむかえいれてくれるだろうか。ペリーヌの父は、結婚が原因で勘当されていた…。「家なき子」で有名な十九世紀フランスの文学者エクトール・マロの傑作。聡明な少女が困難をのりこえ、幸せを得るまでの物語。(内容紹介より)
ペリーヌ物語というアニメを昔見たことがあり、好きだったのですが、ふと、原作を読みたいなと思ったため購入しました。
というか、アニメ結構長い話なのでまた見るのはしんどいという理由もあります笑
ペリーヌという少女が困難に立ち向かいながら、だんだんと出世していき幸せを掴む話です。
上巻では、パリから父方の祖父を頼りに馬車で母と共に旅をしていたペリーヌが母と死に別れてしまいます。
お金もなく、食べ物もなく、ただひたすら歩いて目的地へと向かいます。
心無い人達や困難にも必死で立ち向かう姿はとても心を打たれます。
そして目的地であるマロクールへ到着し、工場で働くことになります。
英語が話せることから、通訳に急遽抜擢され、祖父であるヴェルフランとも会うことができました。
通訳は無事成功し、しばらくの間はイギリス人技師の通訳担当になることが決まったところで上巻は終わり、下巻へと続きます。
アニメで見たり、母親から内容を聞いていたのでどういった結末を迎えるかは知っていたのですが、改めて幸せな結末をその目で見たい!!と読み進めていきました。
ヴィルフラム様は頑なで偏屈なお祖父さんなのですが、息子を想う気持ちは本物です。
ペリーヌは素性を隠しながらも、献身しヴィルフラム様の信頼を勝ち取っていきます。
読み進めながら、あれ?もうどこでバレるんだ?
と思っていたのですが、ついに孫だと分かります。
そのシーンが素晴らしく良いので、ぜひ読んでほしいです。
アニメとはちがう部分もありましたが、賢いペリーヌが幸せを掴む努力型シンデレラストーリーのようなとても面白い、まさに名作でした!