全医療職に読んでもらいたい「泣くな研修医」
どうも、ゆんかです。 今回、感想含めた紹介をするのは中山 祐次郎さん著作の泣くな研修医です。(泣くな研修医)
新米医師の毎日は、何もできず何もわからず、先輩医師や上司からただ怒られるばかり。だが患者さんは、待ったなしで押し寄せる。生活保護で認知症の老人、同い年で末期がんの青年、そして交通事故で瀕死の重傷を負った5歳の少年…。医者は、患者さんに1日でも長く生きてもらうことが仕事じゃないのか?なんで俺じゃなく、彼が苦しまなきゃいけないんだ?それでも全力で助けたい。新米医師の葛藤と成長を圧倒的リアリティで描く感動の医療ドラマ。現役外科医にしてベストセラー『医者の本音』著者、小説デビュー作!(bookデータベースより)
本屋さんにて発見!
まだまだ未熟ですが、同じ医療職ということもあり購入しました。
外科の研修医として働く鹿児島出身の主人公が自分の無力さや過去の出来事から前を向いていくお話です。
研修医ってよくわからないけど大変だなーという漠然としたイメージしか抱いていなかったのですが、実情はそれを上回りました。
しかも、救急外来も診るって……読んでいて色々思い出してしまい胃が痛かったです。
看護師も先輩に教えてもらいながら仕事を覚えていきますが、医師から教えてもらうって大変だ…と正直思ってしまいました。
だって私みたいな新人から見ても医者って忙しそうだし話しかけるの怖いし!
なのに、研修医という立場なんですから否が応でも関わるという大変さに、違う職種でも先輩後輩の関係性って変わらないんだなぁと思いました。
先輩の岩井先生は読んでいてちょっと怖い先生で患者に対しても冷たい人なのかなぁと思っていたら実はすごく良い人というギャップが素敵でした。
感情的じゃない方が医師として向いているのかもしれないけれど、主人公みたいな人間味のある人に自分が病気になったら診てもらいたいなぁとほっこりした気持ちになりました。
医療職の人にはぜひぜひ!おすすめしたい作品ですが、それ以外の方でも読みやすい作品です。
分かりにくい医療用語にも()にて説明があるためとても分かりやすく読めました。
個人的に主人公の同期の…名前忘れちゃったよ!が言っていた「話してくれなきゃ分かんないだろ。お前と俺は他人なんだから」という言葉が好きです。
お前!良いこと言うな!と全力で褒めたい。
というか家族であっても恋人であっても自分以外自分の気持ちは分からないので、言葉にするってすごく大事だと常に思っています。
なので友達だから、長い付き合いだから分かるでしょ?と思わずに出来るだけ口にして伝えるように私はしているため非常に共感しました。
花丸あげちゃう!