夜伽をしない烏妃と後宮でおこるミステリー「後宮の烏2」
どうも、ゆんかです。 今回、感想含めた紹介をするのは白川 紺子さん著作の後宮の烏 2 です。(後宮の烏2)
1巻まだ読んでないよ!って人はこちらから↓
後宮で生きながら帝のお渡りがなく、また、けして帝にひざまずくことのない特別な妃・烏妃。当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。ある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらす、が―。烏妃をしばる烏漣娘娘とは何か?烏漣娘娘がおそれる「梟」とは一体誰なのか?(bookデータベースより)
温けい 。字が出なかった。
新しい登場人物になります。多分(前巻に出てたらごめんなさい)
彼は宦官であり、護衛をしてくれています。
元々は軽業師をしていたため後宮に来たのは15?くらいと比較的経ってからの宦官です。
宦官てことはつまりあれがないのですが、彼が宦官になった理由が切なかった……。
雑技団のような集団に属していた温けい。
高貴な方が琵琶弾きの幼い少女を気に入り、夜伽を所望します。
もちろん雑技団としては断ったのですが、無理矢理少女を寝所へ連れて行きました。
少女がいないことに気づいた温けいは、井戸の近くで少女を発見します。
冷たい水でごしごしと口元を洗う少女の姿に何があったのか気づきます。
彼は寝所へ殴り込みに行き、捕まります。そしてその罪であれを切られ宦官になったのです。
しかも、乱暴した男は温けいが切られる様を笑って見ていたと。
ううう。と読みながら涙腺が崩壊しました。
そして、それを話してくれたということはかなり心を許してるんだなと嬉しくもありました。
烏姫の謎についても少し掘り下げられ、1巻も面白かったですが、2巻もそれを上回る面白さでした。
下手に恋愛要素がないところも魅力的です。