かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

直木賞作家、朝井リョウさんの短編小説「世にも奇妙な君物語」

 

どうも、ゆんかです。 今回、感想含めた紹介をするのは朝井リョウさん著作の世にも奇妙な君物語です。(世にも奇妙な君物語)

 

異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに―では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」(bookデータベースより)

 


朝井リョウさんの作品を実は読んだことがなかったのですが、高橋みなみさんとパーソナリティをされているヨブンのことは毎週聴いてます!

 


逆に名前を知っているからこそ、いつでも読めるからと読んでいなかったのですが、今作はツイッターなどでも評判がよく気になっていたためいよいよ読んで見ました!

 


めちゃくちゃ面白いです。

 


え、なんで今まで朝井さんの作品読んでなかったんだろうと反省。

 


ほかの作品も読みたくなってきました。

 


短編小説が5作収録されている本作なのですが、奇妙な、とあるように現実にありそうな?なさそうな?といった不思議な話が多いです。

 


正直5作とも100点満点あげたいくらい面白いです!(めっちゃ上から笑)

 


特にひとつめの話である

シェアハウさない が後味悪いけれども衝撃的で面白かったです。

 

簡単なあらすじです。


フリーライターをやっている主人公は、シェアハウスの特集の仕事が決まり大喜び!

嬉しすぎて居酒屋で一人飲んでいると、泥酔。

そこを助けてくれた女性は自分の家で介抱してくれます。

しかも、そこはシェアハウスをしている家。なんとしてもお近づきになって取材をしたいと考える主人公はたまたま部屋の空きが出たのをチャンスと思い一緒に住むことを決意します。

 

シェアハウスの住人はみんな優しく、経済的にも豊かな人ばかり。

年齢もバラバラ。自立できる収入もある。

なのになぜこの人達はシェアハウスをしているのだろう?

そんな疑問が起こります。

 


その疑問がわかった瞬間、ゾッとする気持ちとこれぞ世にも奇妙な物語感だ!と不思議な感覚に陥りました。

 


どこに出しても誰に勧めても恥ずかしくない素敵な作品ですので、ぜひぜひ!読んで下さい!