かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

ただひたすらにゴブリンを殺す「ゴブリンスレイヤー2」

どうも、ゆんかです。

 

今回本の感想含めた紹介をするのは蝸牛 くもさん著作のゴブリンスレイヤー2 です。

ゴブリンスレイヤー2)

 

まずは1巻の感想からどうぞ!

yunka3.hatenablog.com

 

 

 

「どうか、わたくしどもの街を救っては頂けないでしょうか」
「救えるかどうかは、わからん。だが、ゴブリンどもは殺そう」

ある日、ゴブリンスレイヤー指名の依頼書が冒険者ギルドに届いた。
差出人は水の街――辺境一栄える至高神の都の大司教だった。
大司教はかつて魔神王を打ち倒した金等級の一人として、剣の乙女と呼ばれる英雄でもあった。
彼女いわく、水の街の中に何故か小鬼が出るという。

ゴブリンスレイヤーは妖精弓手、女神官、蜥蜴僧侶、鉱人道士とともに水の街の地下迷宮に挑む!

「この小鬼禍は、人為的なものだ」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第2弾!(内容紹介より)

 

 

仲間が増え、五人パーティーでのゴブリン退治に向かうことになります。

 

 

そこで出会ったのは魔神を倒した剣の乙女、神官服に身を包み、瞳を隠した美しい女性でした。

 

 

綺麗な街ですが、地下にはゴブリン達が潜んでおり、退治しに向かった冒険者は帰ってきていません。

 

 

ゴブリンスレイヤー達は慎重に進むのですが、辛勝となってしまいます。

 

 

勝てたけれど、傷跡の多い戦いでした。

 

 

剣の乙女は、最初、なにもかもを見透かしたような不思議な女性だったため、もしやこの人あとで敵になるんじゃ?と密かに思っていましたが、黒い布で覆われた瞳や傷だらけの身体は、以前冒険者であったときにゴブリンによって傷つけられていました。

 

 

「だって、おかしいじゃありませんか。かつて魔神を討伐した女ですのよ、わたくし」

 


それが、小鬼を怖がっているなんて

 

と彼女はゴブリンスレイヤーに語りかけます。

 

 

その言葉が彼女の中でゴブリンによる心の傷を表した言葉であるように感じて、悲しい気持ちになりました。

 

 

駆逐してやる!と叫びたくなるよー。

 

 

RPGだと雑魚敵だけど、現実問題ゴブリンいたらかなりの恐怖だと感じました。

 

 

後半では、剣の乙女がさらに自分の過去を語ります。

 

 

暗い洞窟の中でゴブリンに陵辱され、両目も松明で焼かれたと彼女が語る姿に、剣の乙女ともてはやされても彼女はゴブリンを怖がるただの女性なのだと分かり、ゴブリンめ!と怒りが湧きますね。

 

 

ゴブリンスレイヤーという作品名の通り、ひたすらゴブリンを倒す。

 

今後もゴブリンにまつわる話が絡んでくると考えるとかわいそうな女性が出てくるんだろうと分かり少し気は重いですが、純粋に面白い作品なので続きをまた読んでいきたいと思います。