かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

大人も子供も読んでほしい名作コミック「フルーツバスケット」

どうもです。看護師のゆんかです。

今回感想、紹介するのは、私が紹介するまでもないくらい有名な作品高屋奈月さんによる「フルーツバスケット」という作品です。

 

全23巻のコミックで色々な要素が含まれた作品です。

いじめ×虐待×幽閉×家族×事故など重い要素も多量に入っています。

けれど、主人公の透ががんばり屋さんで明るい性格のため重くなりすぎない、と思ったけれどシリアスは涙なしには読めないと思います。

 

23巻と長い作品なのですが、登場人物も非常に多いです。特にこの作品の肝となる草摩家の人々がほとんど占めています。

 

十二支と神様、そして十二支に選ばれなかった猫

 

草摩家は十二支の動物を引き継いだ子が生まれます。普通の人間と変わらないのですが、異性に抱き着かれるとその引き継いだ動物に変わってしまいます。

 

おそらくこの設定だけならば、コミカルな作品かな?と思う人もいるかもしれませんが、悲しい運命を背負っています。

 

生まれたばかりのわが子を抱きしめると動物に変わってしまう。そのときの衝撃はとても大きいと思います。実際この作品では、そのことから病んでしまう人も出てきます。また、好きになった人がいても抱き着いたら動物に変わるなんて言えないし、恋愛に臆病になってしまいます。

 

草摩家の人は美形が多いため、自分の気持ち関係なしに抱き着かれる可能性もありますしね。

 

悲しい話だけではなく、恋愛もすごく楽しめます!

 

登場人物が多いのですが、色々な人が恋愛関係になっていたり、実は昔から繋がっていた人がいたりと先の展開が読めない、最後にはどうなるの?ハッピーエンドで終わるのか?と後半は怒涛の展開で進んでいきます。

 

久しぶりにじっくりと漫画を読みたいかたや、泣きたい人、家族や友人関係に悩んでいる人などほんとに色々な方に読んでほしいです。