あなたは誰を信じる？自分？それとも、神さま？「神様ゲーム」

どうも、ゆんかです。

今回紹介するのは、麻耶雄嵩さん著作の神様ゲームです。

この事件の恐るべき真相を、あなたは正しく理解できるか!?
――綾辻行人

自分を「神様」と名乗り、猫殺し事件の犯人を告げる謎の転校生の正体とは?
『さよなら神様』本格ミステリ大賞受賞! 神様シリーズ第1作待望の文庫化。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?

元々児童書のジャンルの本らしいのですが、内容は全く子供向けではありません。

ただ、文庫本の中でも短めの話であるためすぐに読むことができます。

けれど、読んだあとに、えっ！？どっち！？と悩み、誰かに話したくなること間違いなしの作品です。

主人公は、小学校で同じ区画に住む友人達と秘密基地を共有しています。

あるときいつものように秘密基地へ向かうと男友達が死んでいた！？という衝撃的なことが起こってしまいます。

秘密基地の存在を知るのはわずかです。では、誰が犯人なのか？

悩んでいる主人公にクラスメイトの一人が自分は神様であると名乗ります。

この作品は、この神様を信じるか、信じないかで犯人が誰であるかが別れます。

推理を信じるのか、神様を信じるのか？

文体は児童書ジャンルであることからそんなに難しいものではないため、普段、小説を読まない人でも読みやすい作品だと思います。

私は、読んだあとに色々考えさせられる作品が好きなのでこの神様ゲームも結構好きです。

まぁ、後半の内容は子供には衝撃的じゃないか？と思いますが、けど、そんなに直接的な描写はないので子供が読んでも大丈夫かとは思いますが、子供向けではないのかもしれませんね。