かるく本でも読むか

本との出会いは一期一会。

ピース又吉おすすめ「友だち幻想」読んでみた

どうも、ゆんかです。

今回は、世界一受けたい授業でピースの又吉さんがおすすめされたという友だち幻想 (ちくまプリマー新書)を感想、紹介します。

 

 

友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり”を築けるようになるための本。「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す、実用的社会学の本。(内容紹介より)

 

20分くらいでざっと読みました。

 


なので、もしかしたら内容を完全には理解できていないかも。という言い訳

 


学生だったり、新社会人だったり新しい環境に馴染むのに苦労している人に読んで欲しいな、と思いました。

 


他者を羨む気持ち、どうして自分は人とうまく付き合えないんだろうなど鬱々とした気持ちは誰しも自分の中にあると思います。

 


もちろん、そのすべてがこの本を読んだからといって解消されるものではありません。

 


ですが、なぜこんなもやもやとした気持ちを抱えるんだろう?ということを分かりやすく言語で説明をしてくれます。

 

そうすると自分の状態はおかしなことではなく、誰にでも起こりうることなんだと納得することができました。

 


同調圧力。日本は特に出る杭は打たれるということが多い気がします。クラスの中でも個性的で少し人と違う子を見て避けたり、ひどいときにはいじめが起こります。

 


それを見て自分は仲間外れにされたくないと必死に殻を被りみんなと同じを演じます。

 

演じなくてもそのままで受け入れてもらえる社交的なタイプもいますが、大多数の人間は前者です。

 


私はむしろ個性がある人の方が面白いと思いますが、どうしても小さなコミュニティの中では大多数の意見が尊重されてしまいます。

 

 

作中にて、自分以外は全て他者なのだ。という言葉を目にして少し楽になった気がしました。自分らしくいていいんだ、と。

 


他者と違うのは当たり前なんだ。ということを言ってくれる人が一人でもいるというだけでなんだか救われたような気持ちになります。

 

 

この作品を読んでどう感じるかは人それぞれだと思います。

 


けれど、なにか一つでも得ることができるなら今のあなたにとっての救いになるはずです。

 


良ければ読んでみて下さいね。